2010年12月22日水曜日

Android開発環境構築まとめ on Windows7 64bit

Win7 64bit機となったVaioで環境を構築した。

構築に際しては以下のサイトを参考にした。
Javaの学習ならJavaDrive
やるべきことは
  • Java SE Development Kit(JDK)のインストール 
  • Android SDKのインストール 
  • 関連Pathの設定 
  • Eclipseのインストール 
  • Elipseプラグイン Android Development Tools(ADT)の導入
JDKのインストール
Javaの開発環境を構築するために必要なJDKをインストールする。

ダウンロード先:
Java SE ダウンロード - Sun Developer Network (SDN)
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上記のOracleのページの一番左の項目「Java Pratform(JDK)」を選んで、該当OSを選択してJDKをダウンロードする(ただし、64bit OSだからと「Windows x64」を選択してしまうとあとで入れ直すハメになるので「Windows」を選択すべき。理由は後述)。あとはそのまま実行でインストール完了。
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Android SDKのインストール
次にAndroid上で動作するアプリを開発するためにSDKが提供されているのでインストールをする。

ダウンロード先:
Android SDK | Android Developers
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上記のページから、該当するOSにあったSDKをダウンロードする。Windowsに関してはインストーラが用意されているので、そのままダウンロードした実行ファイルを実行すればよい。

・・・のだが、インストール途中で下のような「JDK not found」というメッセージが表示されてしまった。
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JDKの項目でも記述したが、Windows x64のJDKをインストールしてもAndroid SDKは(少なくともAndroid 2.3, Revision 1 では)認識してくれないみたい。32bit用のJDKを入れ直したところ、インストールできた。
※Android SDKはデフォルトのまま設定するとProgram Files内のAndroidフォルダにインストールされるが、少なくともWindows7ではADTプラグインの設定時に問題が起きるのでC:ドライブ直下などに変更すべき。

理由は次のエントリにまとめた。
AVDマネージャでプラットフォームインストール時に出る「Nothing is installed」エラー

関連Pathの設定
次にJDKとAndroid SDKを使えるようにするためには環境変数にそれぞれのPathを通さないといけない。
「コントロールパネル」から「システム」→「システムの詳細設定」→「環境変数」を選択する。
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JAVA_HOMEおよびANDROID_HOMEの設定
まず、JAVA_HOMEとANDROID_HOMEを設定する。必須ではない気がするが、こうしておいて方が分かりやすいし。

- JAVA_HOME
JDKがインストールされたフォルダへのパスをJAVA_HOMEとして変数定義する。今回の環境では「C:\Program Files (x86)\Java\jdk1.6.0_23」と指定した。

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- ANDROID_HOME
ANDROID SDKがインストールされたフォルダへのパスをANDROID_HOMEとして変数定義する。今回の環境では「C:\Android\android-sdk-windows」とした。
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- Pathの設定
環境変数にある「Path」で編集ボタンを押し、JDK・Android SDK双方のライブラリなどが置いてあるフォルダを指定する。追加するPath要素の間は「;」でつなぐ。

JDK・Android SDKのライブラリ等はJAVA_HOME直下のbinフォルダ、ANDROID_HOME直下のtoolsフォルダに存在するので、Pathには「%JAVA_HOME%\bin」および「%ANDROID_HOME%\tools」という表記を追加してやればよい。(もちろん「C:\~」で指定しても同じ)
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Eclipseのインストール
Javaの統合開発環境としてEclipseをインストールする。
本家のEclipseには日本語環境がないので日本語で使いたい場合はPleiadesのサイトからダウンロードする。

ダウンロード先(日本語 Eclipse / Pleiades All in One):
Eclipse 日本語化 - MergeDoc Project
2010.12.21現在での最新バージョンは3.6 Heliosなので、それを選択。
JDKがインストールされていればJREはもう必要ないのでJavaの下段「Standard All in One (JRE なし)」をダウンロードする。
のだが、よく見たらこれってWindows 32bit環境向けだと書いてあることに気づいた。
ということで、仕方ないので本家からダウンロードして、プラグインで日本語化することにする。

ダウンロード先(本家Eclipse):
Eclipse Downloads
一番上の項目の「Eclipse IDE for Java Developers」のWindows 64bit版をダウンロードする。Eclipse自体はインストーラではないのでzipを伸張すればそのまま利用出来る。

次に日本語化するために、さきほどの日本語 EclipseのページからPlaiades本体をダウンロードする。現状最新版は1.3.3。
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クリックすると下記のページに行く。「download」を押すとダウンロード出来る。
f:id:esodov:20101229000821p:image:w400
日本語化の方法は伸張したPleadesのreadmeを見ればわかるが、基本的にやることは
  • Pleadesのplugins、featuresのディレクトリをEclipseのディレクトリにコピー
  • eclipse.ini の最終行に以下の記述を追加
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
だけみたい。
また、初回起動時は「-clean」のオプションをつけて起動しないと日本語化されないそう。Pleadesに同梱しているeclipse.exe -clean.cmdをEclipseのディレクトリにコピーして実行すれば同様のことができる。

実行しワークスペースを指定したのち、以下のように日本語化されていればOK。
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Eclipseプラグイン ADTの導入
EclipseでAndroid向けの開発を行うためにADTというプラグインが提供されている。導入はEclipseから行う。

ADTのインストール
Eclipseを起動し、「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」を選択する。
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「作業対象」の項目に「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」と入力し、追加ボタンを押す。
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名前を適当につけて、OK。
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すると「Developer Tools」項目が表示されるのでチェックボックスにチェックを入れて次へ。
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このまま指示に従っていけばOK。最後に再起動を要求されるので、再起動する。

SDKロケーションの設定
次に、にAndroid SDKがどこにあるかをADTに教えてやるためにSDKのある場所を指定してやる必要がある。「ウィンドウ」→「設定」を選択し、「Android」の項目を選択してやると表示される「SDKロケーション」の項目に先ほどインストールしたAndroid SDKのある場所(ANDROID_HOMEの場所)を指定してやる。指定してエラーがでなければOKを押して完了。
f:id:esodov:20110110230233p:image:w400

SDKプラットフォームの設定
次にSDKプラットフォームを設定してやる。これがないとAndoridデバイスのエミュレータとかが使えない。設定は「ウィンドウ」→「Android SDKおよびAVDマネージャー」から行う。「Available Devices」の項目を選択したら、使いたいデバイスエミュレータを選択する。とりあえずよくわからないから全部入れることにした。
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インストールするものを決めたら「Install Selected」をクリックし、「Accept All」して「インストール」を押して完了。
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これでAndroid開発環境は整った・・・・・はず。

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